一般に1月は寒さ厳しく、庭仕事が比較的少ないと思うのですが、
本書では1月の作業として、メロン・キュウリに続き、レタス、アスパラガス、ラディッシュ、ニンジン、ホーレン草、カリフラワー、セロリ・・・・などなど多くの品目が続きます。
本書の著者であるトッテナム・コートの庭師ジョン・アバークロンビーとリーズ公爵家の庭師トーマス・モーにとって、新年とともに庭仕事も張り切ってスタートをきる時期だったのでしょう。
『Every man his own gardener(誰もが庭師に)』
1月の家庭菜園での作業
レタス
各種レタスの栽培管理:
ガラスフレームやマットを掛けたトンネルアーチでレタスを育てているなら、天気がおだやかで晴れの日の昼はガラスや掛け物を取り去ってたっぷりと換気してあげましょう。
しかし、湿気った雨の日や身を切るような風の吹きつける日はガラスを被せておきます。そのような天候でも、レタスに外気が届くようにガラスは適当な高さに持ち上げておきます。もししっかり密閉すると、植物はひょろひょろと弱々しく徒長して、十分に成育しなくなります。ただし、寒い夜は必ずガラスをしっかりと閉じておくこと。
霜がきつく降りるような天候の時には、昼夜を問わずガラスを閉じて、毎晩ガラス面にむしろや藁などを被せてください。昼間であっても、太陽が顔を出さず、霜がとても強い場合は、同様に覆いをかける必要があります。トンネルアーチの下のレタスもガラスフレームと同様に管理します。ただし、天気が良く、空気が乾いている日には、必ず覆いを取って十分外気に触れさせるようにしてください。
レタスの枯れた葉は見つけたらその都度取り除き、雑草やゴミなどが一切ない状態を保つようにしてください。また、株間の土の表面を時折かき混ぜてやるのは生育に有益です。
レタスのタネまき:
1月の第1〜2週目の頃、天候が穏やかな時に、コスレタス(緑色系や白色系のもの)、一般的なキャベツレタス、あるいはブラウン種、ダッチ(オランダ)種、シレジア(ポーランド)種といった色々な品種のレタスを、壁や柵のそばなどの日当たりのよい場所にタネまきすることができます。土を耕す際、太陽に向かって(南向きに)傾斜を少しつけておくと、1月といったまだ寒い早春時期でもタネがうまく育つ可能性が高まります。
1月の中旬から下旬にかけて、同種のレタスをもう少し追加でタネまきする必要があります。これは、月初めに蒔いたレタスの後継として収穫を続けるため、と同時に、
万が一、不慮の事態やこの時期特有の厳しい天候によってレタスがダメになってしまった場合に備えて、代わりとなる予備を確保しておくためでもあります。
また、レタスを少しでも早く収穫できるようにするためには、乾いた暖かい場所にタネをまき、その上にフレーム(枠)を設置して、必要に応じてガラス蓋を被せておくとよいでしょう。あるいは、ハンドガラス(小型のガラス製覆い)の下にタネをまく方法もあります。
レタスのタネはかなり密に撒いて、レーキ(熊手)を使って土を平らにならすことによって軽く土を被せておくようにします。
できるだけ早くレタスを収穫したい場合には、緑色系や白色系のコスレタスのタネを、ガラスで覆った簡易的な温床(ホットベッド)や、必要に応じてマット掛けたり外したりできる場所に蒔いておくとよいでしょう。こうして育てた苗は、早めに暖かい場所の畝へ植え替えできます。あるいは、翌月(2月)中に本格的な温床へ移植して育てれば、成長を大幅に早めることができ、3月か4月には露地の畑へ植え変えることができます。
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アスパラガス
アスパラガスの促成栽培:
具体的な作業方法は、2月の「アスパラガスの促成栽培」の項を参照してください。
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