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2024年9月8日日曜日

19世紀末の園芸施設:21. 植物プロテクター

 Plant protector植物プロテクターは、ガラス製のガーデンクロシェの類のようです。

今は軽くて安価なプラスチックのカバーやフィルムのトンネルに変わりましたね。でも、マイクロプラスチックとか考えると、一つ二つならガラス製もいいかも。重いですが、割れなければ半永久的に使えるし。

HORTICULTURAL BUILDINGS.  By F. A. FAWKES. (1881)

ガーデンフレーム類

植物プロテクター

あらゆるサイズ、さまざまな形状があります。縦横12 インチ、側面高さが 6 インチの小型の持ち運べるハンドガラスタイプから、全面にガラス板をはめた軽金属または木製の枠で作られたもの、ガーデンフレームまたはピットと呼ばれる大型の構造物まであります。

小さな金属枠のガラスタイプの中には、上部をはずすことができるタイプもあります。

換気のために、ガラス面を少し傾けたり、完全に取り外したりすることができます。また、全体が 一体の枠でできている場合は、片側または両側の下にタイルやレンガを 1 枚はさんで置くだけで、必要な換気ができます。

次の図 (図 55) は、「地上ブドウ園」としても使用されている便利な植物プロテクターを示しています。

図55. ブドウのガラストンネル(Ground vinery)
(詳しい記事がありました。https://fruitforum.wordpress.com/2007/10/26/the-curates-vinery/

図のように、幅は約 2 フィート 6 インチ、高さは約 15 インチです。リバーズ氏は、それぞれ 7 フィートの長さで、片方の端を木製にして、長さ 14 フィートの「ブドウ園」を作ることを推奨しています。

地表に置くことができる温かいボーダーとして、霜から守る必要のある促成野菜などをこの中で育てることができます。

大きめの植物プロテクターの換気はフレームの換気と同様ですが、ガーデンフレーム内と同様に大型の植物プロテクターにおいてもできるだけシンプルさを追求するべきです。

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