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2020年8月18日火曜日

園藝之友 第1年第1号 パイナップル

第1年第1号

果樹と蔬菜


         鳳梨について


              パイナップルは台湾等から輸送され、大都会の果物店で販売されていました。千疋屋の高級果物感覚でしょうかね?

              温室は歴史的にパイナップルを無視して語ることができません。パインアップルはコロンブスが15世紀に西インド諸島からスペインへ持ち帰り王様に献上して以来「王の果実」として富と権力の象徴になったのは有名なお話。17世紀に初めて人工暖房下、ヨーロッパ産の収穫に成功したのはオランダの女性庭師アグネス・ブロック。熱帯からの輸送には時間がかかったため、ヨーロッパでは多大な労力と莫大な費用をかけてでも近場で温室栽培する価値のある果実でした。19世紀にもパイナップル熱は失われておらず、20世紀初頭の本記事もその流れが偲ばれる内容となっています。温室栽培物の産地としてイベリア半島沖のアゾール諸島が紹介されています。輸送技術の進んだ現在では、費用のかかる温室栽培はほとんど消失してアゾール諸島でのパイナップル温室も歴史遺産的に残されているのみになっています。

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