↑全体の目次一覧

2020年8月17日月曜日

園藝之友 第1年第1号 キャベツ

園藝之友 第1年第1号(1905年)


果樹と蔬菜

         甘藍(キャベツ)

                   農事試験場園芸部長の恩田先生のキャベツの紹介記事です。当時、北海道と東北でたくさん栽培されているものの、東京以南では西洋料理店専用のような状態。1904年に盛岡から貨車13両で東京に出荷されたそうで、東京で需要が高まってきた様子がうかがえます。ロールキヤベージ、三杯酢、くるみあえ、牛肉を煎る時のネギがわり、魚と煮る、漬物と調理の幅が広いのでこれから全国遍く大いに普及すると言明されております。←そのとおりでしたネ。「魚と煮る」は今ならサケのチャンチャ焼きかな。 

       

19世紀末の園芸施設:31. 換気

 ここでの 換気はもっぱら、機械式の換気扇を使わない自然換気を指しています。そのため、換気装置として、開閉するガラス窓や換気筒、換気口があげられています。 HORTICULTURAL BUILDINGS.  By F. A. FAWKES. (1881) 換気 一般原則 植物は主...