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2020年8月19日水曜日

園藝之友 第1年第2号 珍菓マスクメロン

園藝之友 第1年第2号 (1905年)

果樹と蔬菜

         珍菓マスクメロン

                   「珍菓」(!)とわざわざ付けられています。当時食べられていたマクワウリとは果物としての品格が全然違うと申されています。口にした人は限られていたのでしょう。

         ヨーロッパでは悉く温室か単純なガラス室で栽培されているとあり、本記事もガラス室での作り方が説明されています。栽培方法は18-19世紀のヨーロッパの温室栽培の書物に準じたものとなっています。これ以降、第2次世界大戦の前後から1980年くらいまで大筋この栽培方法と大きな違いはない印象を私は持っています。

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         「メロン」は原産地の気候を見れば分かるが、乾燥を好むので、湿気が多く日光が弱くては好い結果を得られない。特に園芸用に改良され、とてもか弱くなっている。小苗のうちは、特に虫や病気の害を受けやすいが、これを乗り切れば、後は比較的育てやすい。・・・苗半作ってやつですね。



19世紀末の園芸施設:31. 換気

 ここでの 換気はもっぱら、機械式の換気扇を使わない自然換気を指しています。そのため、換気装置として、開閉するガラス窓や換気筒、換気口があげられています。 HORTICULTURAL BUILDINGS.  By F. A. FAWKES. (1881) 換気 一般原則 植物は主...