ガーデンウォールの構造と環境の続きです。
細部と地下について。
THE FORCING, FRUIT, AND KITCHEN GARDENER.「促成栽培、果樹園芸およびキッチンガーデン」
WALTER NICOL 著 第3版、1802年
BOOK II より
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最も見栄えが良く、最も役立つ笠石の作り方は、壁の両側で2インチの厚さまで石を斜めにし、できるだけ突き出します。 一般的に行われているように、下に溝を付けます。
庭に最も適したガーデンウォールの高さ、そして、一般に果樹の樹液の脈動に適した壁の高さは 3 m です。 しかし、変化幅を調べると、壁の高さは庭の広さ、またはむしろ見かけ上の広さに対応する必要があります。 ただし、最小値を 3 m と最大値を 5.4 m としたいと思います。 ここでは、地表面からの高さについて述べています。 0.9 m 未満のガーデンウォールは建てるべきではないことに注意してください。ほとんどの種類の木は 90 cm の土の深さを必要とします。
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と、ガーデンウォールについてはここまでしか書かれていませんが、38年後のミセス・ラウドンのガーデニング入門では、・・・
笠石/笠木は支えを付けて壁から30 cmも突き出す、と突き出しが大きくなっています。
この笠石/笠木の下にフックを列状に付けて、カーテンを吊るし、花を守る方法が紹介されています。
「果樹を植えるボーダーの土の深さは 90 cm 」という簡単な記述から、「(表土層は)45 cm の深さとし、根がその地表面近くにとどまるように」注意しなければならないと、浅くなる方向に変化しています。
根が壁の裏側にアーチとなって広がらないように、壁は丈夫で深い基礎の上に設けること。
下層へ根がのびないように、表層土の底は排水の効いた石層やアスファルトなどにすることで、下層への根の伸びを遮断するように。
と解説がより具体的になっています。
ガーデンウォールとそこでの壁栽培の果樹に目を奪われますが、その地下も工夫されていることを私は初めて知った次第です。理解不足もありますが、後で図にしておこうと思います。
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