レディのためのガーデニング入門 (by Mrs. Loudon 1840年)より
この美しい低木は、とても称賛されていて、どの庭でもあまねく育てられています。
バラの栽培専門の特別な説明書が作られるべきだと思っています。
最初に植えた場所のバラは3年毎に更新する必要があると言われています。その根は多量の物質を浸出し、それは再吸収されません。ひげ根は小さく少ないので、低木の樹冠より広がることはありません。
厳密に書き残す必要はないのですが、一般的に、バラの木が病気のように見えたり、花の着きが悪かったりする場合は、新鮮な土壌に移すと活力を取り戻すことを思い出してください。
ほぼ2000の品種、変種のバラがあることはおそらく一般に知られていません。そのような混沌とした状況で、的確な品種を選ぶのはほぼ不可能でしょう。
花屋は約20あるバラの門のうちの一つの門のバラだけで生けることはしません。
生け花の中心(フォーカルポイント)はキャベツ咲きのバラ(青いドレスのマリーアントワネットがキャベツ咲きのバラ1輪を手にしている絵が有名です。)とし、それに、それらの美しい子孫、20種以上がある十六夜バラ、とても印象的なもの、そして特に、一般にRouge de Luxembourgと呼ばれている暗い深紅色の十六夜バラ、および白い十六夜バラを合わせます。
白い十六夜バラは、町で育てるには繊細過ぎます。冠毛のある十六夜バラも面白い変種です。それはスイスの古い壁から生えているのを発見されたと言われています。
十六夜バラの種類はすべて温かく乾いた環境に植えなければなりません。3月に肥料を少し根の周りの土の表面に置きます。乾燥した季節は頻繁に水やりします。その結果、花はたいそう見栄えがするようになるでしょう。
キャベツ咲きやプロバンスローズの品種は25~30あります。それらはすべてとても香りがよく、まさにローズウォーターなどを作るための品種です。すべて完全に耐寒性で特殊な栽培は必要としません。
秋咲きや四季咲きのバラもまた美しさと香りの両方が際立っています。50以上の種類があります。
その中の最も美しいもののひとつがLee's Perpetual、フランスのRose de Roiです。
Paestum Roseは、Plingによれば、この一族に属していると考えられています。
Rose des Quatre Saisonsもよく知られています。
これらのバラはすべて、1年に2回、11月と6月に剪定しなければいけません。剪定後、根の辺りの地面はフォークで緩めて、肥料を 5~7.5 cm の厚さに覆います。肥料の不快な外観を見せないように、新鮮な緑のコケで覆うようにします。
四季咲きバラの種類はすべて花びらが落ちずに、そのまま枯れることがよくあります。この場合、枯れた花はすぐに取り去ります。
それらの種類はすべて、取り木で根を作るには不十分なので、普通のイヌバラ(dig rose)に接ぎ木して殖やします。
これらのバラは少しの管理で、毎年8か月間花を咲かせ続けることができるので特に価値があります。 >>>(後半)に続きます。
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