壁栽培やエスパリエの果樹を植える栽培床となるボーダーの地下部を図にしてみました。
ミセス・ラウドンによれば、果樹の根は深さ30〜45 cm までで維持するように(Walter Nicol氏は深さ90 cm)。深いところの澱んだ滞水へ根が伸びると、突然実を着けなくなるから、だそうです。
エスパリエは無理な形に誘引して、しょっちゅう剪定するので短命だそうです。植え替えを考えると現代でも遮根シートなどで根域を深さ30〜45 cm に制限した方が便利かも。
排水の悪い土地では、Walter Nicol氏はロームと砂利を交互に転圧した不透水層(耕盤みたいなもの)+排水溝を作っています。200年前ともなると、見えないところにも惜しみなく人力をかけてます。人力が高価な現代は代わりにいい資材があります。暗渠パイプで排水ですね。暗渠パイプの施工方法はYoutubeにいっぱいあがっています。もっとも、ミセス・ラウドン推奨の深さ30〜45 cm の栽培深さにまで地下水位が到達しているような場所で果樹栽培するようなむこうみず人は滅多にいないだろうと思われます。
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