まだ盛大な花壇を造営する前の時代で、花の栽培は花束や祭壇に飾るためが主流でした。本章に登場する花の種類も限られていますが、今でも人気の花ばかりですよ。
第19章 おいしく柔らかいハーブや花のタネを蒔くための当代熟練者の特別な教え。月の影響、およびその他の重要な事項について。
後世の農業作家は次のように書いています。
以下のような様々な柔らかいハーブ類と多くの楽しみとなる花類は、春、すなわち3〜4月に播種すべきです。この時期の天候の状態と変化のため、2月に蒔いた場合よりも早く発芽するからです。
浅学で、わからなかった植物があります😓
-Majoram マジョラム
-Savory サボリー
-Herbe Fluell•ne ?
-Buglosse バグロース(Bugloss)
-the blessed Thistil オニアザミ
-the Herb Angelica ハーブアンゼリカ
-Ualeriane 西洋カノコソウ
-Bauline バウリン
-Ar••s ?
-Dil ディル
-Fennel フェンネル
-Organy オレガノ
-Mints ミント
-Rue or herb Grace ルーまたはハーブグレース
-Sperage アスパラガス
-••ache ?
-Spinach ほうれん草
-Beets ビート
-Endive エンダイブ
-Borage ボリジ(ルリヂサ)
-Rocket ロケット
-Taragon タラゴン
-Parsely パセリ
-Sorrell ソレル
-Strawberry イチゴ
-Lettuce レタス
-Artichock アーティチョーク
など様々な柔らかいハーブ類。
-Marrigold of all kinds マリーゴールド全種
-Rosecampion the red and white 赤と白のローズカンピオン(酔仙翁)
-the flower Amoure ?
-the Flower Petilius ?
-the Columbine white and blew 白と青の西洋オダマキ
-sweet Johns Saint Johnsやsweet williamのこと?
-the Pink ナデシコ
-Heartesease ビオラ
-the Pionie ボタン/シャクヤク
-red Lillie レッドリリー
-herb Sticas or Lavender gentle ハーブスティッチまたはラベンダージェントル
-Batchlers button ヤグルマソウ
-the Gilliflower of all kinds カーネーション、ナデシコ、ニオイアラセイトウ全種
-the Carnation カーネーション
などの多くの楽しみとなる花類。
花のイラストはThe Herbal, or General History of Plants(John Gerard・Thomas Johnson著、 1597-1633)からの引用です(https://exclassics.com/)。
適切な時期に、適切な土に、そして月の運行の第1四半期に蒔かれたハーブのタネは、日当たりの良い暖かい場所で、特に雨が降った後は、より一層早く、発芽します。一日中日当たりの良い場所なら、最も早く、迅速に種皮を破り、地上に芽を出します。
これらハーブのタネを土に埋める際には、細心の注意を払う必要があります。すなわち、北風が当たらないこと、また、寒くて日の射さない日に風が吹かないことです。
この両方ともが地中のタネに影響を及ぼし、発芽と成長を妨げるからです。
暖かい場所に蒔いたタネは、より早く茎と葉を伸ばします。最大の成長スピードがそれらのタネに与えられるというわけです。
そのような季節にタネを蒔けば、穏やかで暖かい日が数日続くうちにタネの成長はさらにスピードアップします。
蒔くタネのほとんどは、触れるとわかります。タネは(前に述べたように)新しく、伸び伸びとして、実が充実していて、大きく、重く、色がきれいで、脂肪分が多いか、水分が豊富な必要があります。 割ると胚乳があって、それは乾いた粉末状であってはいけません。割ると乾燥粉末状態のタネは、腐敗していて、何の役にも立たないことが確実です。
タネはこのように前もって調べて、土に埋めます。花が1、2日前に落ちたできたてのタネを採取して用い、暖かい日に蒔けば、非常にうまく成長し、大層速く発芽します。
播種当日とその1、2日後の冷気は、種子に有害であることが知られています。地中のタネに影響し、成長や発芽を妨げます。
庭師が塩類の強い土壌にタネを蒔いたり植物を植え付ける必要があるなら、秋の収穫シーズンの終わり頃に植え付けたり播種するようにします。そうすれば、冬の間ずっと降り注ぐ雨を通じて、地面の悪意と悪質なものを一掃してくれるからです。
庭主または庭師がこの土地に若木を植えようと考えている場合は、栄養豊富な土または川砂を一緒にすき混んでください。
(コルメラとルティリウスより昔の)ギリシャの農業作家は、Peasone、Hastings、Vetches( ベッチ 、オオカラスノエンドウなどソラマメ属の植物)、Tare(オオカラスノエンドウ、 スズメノエンドウ)などの豆類 (Pulse:インゲン豆、 レンズ豆、エンドウ豆を含むマメの総称) はすべて乾いた土に播種しました。ただし、インゲンは湿った土に蒔かれるのを好みます。
庭師が育てようとするタネは、よく耕した土に、新月から満月までの間に蒔くようにします。満月の当日に蒔いたタネは、ひょろひょろと伸びて成長の弱い植物になるので。
農夫が建材にしようと思っている木は、熟練者の同意のもと、月齢の最後の四半期に伐採します。(その時の)月は切り替わり時期に近づいていて、地球のうしろにあり、光量はわずかです。
穀物の刈り取りは、(Macrobius が言うように)穀粒とわらをより長く保存できるように、乾季に行いますが、月の衰退時期に合わせれば、よりよく乾燥します。
一方、庭師(または農夫)が売ることを考えるのであれば、穀物は満月時に刈り取るべきでしょう。そうすれば、その穀物はふくよかでおいしそうに見え、より高値で売れます。
農夫は、リンゴ、ナシ、ワーデン(小さくて暗色のナシの一種)などの、長期間水分を保持し鮮度を保たせたい農作物は、(熟練者の判断で)満月の月光下に収穫するようにします。
古代の農業は適切な月と日を規定しています(当時、このような栽培こよみの年鑑が利用されていました。)が、皆様方が土にタネを蒔く際には、自身の場所と天候(空気の性質)を考慮に入れた上で、その規定された教えを実践しましょう。この教えを実践する際には、タネがどのような状態か、どの種子がより速く伸びるか、そしてどの種子の発芽は遅いか、も検討に入れる必要があります。
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