メドウスイートはクリーム色の小さな花が密生してふわふわっとしていて甘い香りがします。同じバラ科の海辺に生えるピンクのハマナスと草原のメドウスイートって姿も香りも好対照。どちらも魅力的。
第2部40章 メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)
(The Herbal, or General History of Plants by John Gerard (1597) and Thomas Johnson(1633) より。)ハーブのメドウスイート(セイヨウナツユキソウ)は丘のように石の多い起伏の多い場所で育ち、野生のパースニップやパセリに似た葉をつけ、茎は大きく、高さは 1 フィートかそれ以上となり、7月に頂部に白い花を着けます。 その後にできるタネはオラチ(山ホウレンソウ、フランスホウレンソウ)のタネのようです。タネから育って大きな根ができ、そこから多くの丸い頭または穀粒が成長します。
その根は収穫の終わりに掘り上げる必要があります。そうしないと10年間もその場所を占拠し続けます。
メドウスイートはどの土でも育ちますが、石や砂利の多い地面に播種または植え付けられることを好みます。
種子は4月に土に蒔く必要があり、発芽したら以前に他のハーブでお教えしたように、除草とかん水をおこなって栽培管理します。
薬としてのハーブ・メドウスイート。
メドウスイート は3度の熱性と乾性をもっていて、それは (強い苦味として)十分に示されています。
その種子、葉、茎は、ワインと蜂蜜で煮て飲めば、出産を早め、子供の誕生を促します。
その根を粉にしてワインに入れて飲むと、王様の悪(リンパ性結核)とその苦痛を和らげるだけでなく、結石、腎臓の痛み、腰の痛みも和らげます。
ワインにこの根の粉末を入れて摂取すれば、胃のむくみや冷えを取り除き、息苦しさを和らげ、風邪が原因で起こるあらゆる病気に効きます。
この根を肉と一緒に食べることを日頃より行えば、てんかんから回復します。
息苦しさに対して、この粉とリンドウを同重取って食事に使用すると、間違いなく短時間で効果が現れます。
メドウスイートの蒸留水の賞賛すべき特性。
5月末でにこのハーブ全体と根を一緒に細かく刻んで蒸留します。
メドウスイートの蒸留水は、朝と夕方に一回につき最大3オンス飲むと、腺ペストから回復します。
人がたまたま毒を食べたり飲んだりした場合、この蒸留水を一回につき4から6オンス飲めば、毒に対して有効です。
この蒸留水を、朝晩、一回につき最大4オンス飲むと、腎臓結石と膀胱結石が消えて治癒します。
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