キャベツは日本で春蒔き、夏蒔き、秋蒔きがあり、連続栽培できますが、本節もほぼ同様。気温が20±5℃ならいつでも生育するってことで。
第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培
第7節 キャベツ
キャベツは、どんな種類の土壌の菜園でもたくさん収穫できます。 しかし最も適しているのは、深さが18 ~ 24 インチ(45 - 60 cm)ある粘性の強いローム土です。
この作物はマメ科植物を植えて収穫した後のような肥沃になった土地で育てる必要があります。
軽い砂質土壌などの場合は牛糞、豚糞、あるいはローム泥灰土を混ぜて肥沃にします。
粘性の強いロームの場合は、馬糞、海草、または貝殻泥灰土を単独、あるいはこれらすべてを混合したもので肥沃にします。またはこれらと羊の糞、鳩の糞、腐食野菜残渣、または何らかの種類の灰を混ぜた物で肥沃にします。
粘性土の場合は、厩肥、海草、貝殻泥灰土、または羊糞を単独で、または石灰、厩肥、海草、鳩の糞、および腐食野菜残渣の混合物、または貝殻泥灰土、厩肥、海藻、 なんらかの種類の灰と腐食野菜残渣野菜、あるいは上記の肥料のいずれか 2つ以上を使って肥沃にします。
このように土壌に応じて施肥すれば、カリフラワー、葉物野菜、サボイなどでも同様の効果が得られます。
キャベツには多くの園芸品種があります。 しかし、菜園で最も好まれているのは早生の矮性種、早生ヨーク、早生のシュガーローフ、晩生のシュガーローフ、バターシーです。ピクルス用には赤い種類(レッドキャベツ)が好まれます。 そして牛の飼料用には巨大なオランダ種が栽培されます。
早生種の場合は、ドワーフ、ヨーク、アーリー シュガーローフ、またはバタシー (ただし、本物のアーリー ヨークが好ましい) を、8 月の第 1 週か第 2 週頃に明るい開けた場所に蒔きます。 そして10月初め頃、周囲1フィート(30 cm)の距離を空けて促成用のボーダーかその他の暖かい場所に苗を植えます。一般に春にほしくなる生食用にその1列を収穫することができます。 ほかは成熟するまで残しておくことができます。 そして、連作する場合は、同じ品種の同じ方法で育苗した苗を同じ場所または似たような場所に2月の初めか中旬頃、周囲18〜20インチ(45 - 50 cm)の距離を空けて定植します。
これに続けて連続栽培するには、2 月 初めから 6 月 初めまで、3 ~ 4 週間毎に明るい開けた場所に、上記の品種のいずれかを播種します。 そして、必要に応じて、土壌の種類と質に応じて、18〜24インチ(45 - 60 cm)の距離をとって、開けた自由な場所に定植します。
赤い品種(レッドキャベツ)は8月か2月に播種します。そして 10月か4月に、開けた場所に2フィートの間隔をとって定植します。
飼料用の広葉のオランダ種は9月初め頃に種を蒔き、3月に苗を植え付けるスケジュールです。 または2月の初めにタネをまいて4月に定植します。 よくひらけた場所に30インチ(75 cm)の間隔をとって植えます。
最後の 2 品種(レッドキャベツと広葉のオランダ種)は、通常、冬と春に使用するために霜の時期も植えたままになりますが、茎が長いため厳しい霜によって頻繁に大きな損傷を受けます。両品種とも霜や雨が浸み込むことによる悪影響から守るために、斜め方向に寝かせる必要があります。 雨が浸み込むと成長点が腐ってしまいます。
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