付属施設、まだまだいっぱいありますよ。
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881)
付属施設
根菜の貯蔵庫
果物の保存室で述べたことと同じことが根菜の貯蔵庫にも当てはまりますが、棚の配置や構造は果物ほど複雑である必要はなく、根菜同志は果物ほど種別で完璧に隔離する必要はないという点が異なります。
根菜専用の貯蔵庫が建てられることはめったにありません。乾燥した暗い地下室を貯蔵に利用することが多いです。大量の果物や農産物を保管するだけでなく、タウンハウスや他の施設へ出荷する必要がある場合、果物の保管室の他、梱包用の小屋や部屋も必要です。
種子室
種子を適切に保存することは極めて重要です。なぜなら、どんなに優れた種子であっても、播種時期が来る前に簡単に発芽力が損なわれたり、壊れたりすることがあるからです。
種子のほとんどは乾燥している室内で保存する必要があり、必要に応じて外気を完全に入れないような手段を用意しておく必要があります。
表 XIX によれば、水は華氏 39.2 度(4 ℃)で密度が最大になることがわかります。したがって、この温度域は (他の条件が同じであれば) 種子の保存に最適です。温度がこの温度域より大幅に高くなったり低くなったりすると、種子に含まれる水分が膨張し、種子の内部組織に悪影響を与える可能性があります。
家庭菜園用の種子のほとんどは各種厚さのキャンバス地の袋で保存できます。紙で保存した方がよりよく保存できるものもあります。
乾燥した土にしっかりと詰めておく方が、他の方法よりもはるかによく生命力を保つものもあります。
湿った砂や少し湿った苔の中に保管すべきものもあります。こういった種子は乾燥すると発芽力が失われてしまうからです。ただし、これらの詳細は園芸家の専門分野です。
種子は光を避けて保存する必要がありますが、必ずしも暗室を意味するものではありません。
多くの場合、園芸家のオフィスが種子室を兼ねていて、その逆に、種子室をオフィスにも利用する例もあります。
ただし、種子はどのような素材で包まれて保管されているにせよ、スムーズに調べたり使用したりできるよう、引き出し、ピジョンホール(郵便局にあるような手紙の仕分け棚)、またはコンパートメント(仕切り)に保管する必要があります。
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