当時の温室の暖房は温水や蒸気や煙道を使っていると思います。燃料は薪や石炭でしょうか。ガスや石油もあったのかしら?
HORTICULTURAL BUILDINGS. By F. A. FAWKES. (1881)
付属施設
燃料小屋
燃料置き場は言うまでもなく、ボイラーの近くに設置する必要があります。
ボイラー室またはストークホール(焚口前の部分)が十分に大きい場合は、ボイラーや焚き口と反対の端に高さ 3 フィートの横格子の頑丈な仕切り板を垂直に取り付け、これを後ろに向かって上向きに傾斜させることで、その一端を優れた燃料貯蔵庫として利用できます。
これを利用する場合でも、ストークホールが十分に大きくなくて燃料小屋を別に建設した場合でも、可能であれば、燃料をボイラーの焚口扉と同じ高さにすることをお勧めします。
通常のサドルボイラーなどの下から燃料をくべるタイプのボイラーの場合、燃料貯蔵庫はストークホールの床と同じ高さにすることができます。
ただし、クラウン(頂部)から燃料を投下するシャフトを備えたサドル状のボイラーの場合や、上から燃料を供給する管状のボイラーの場合、上部にある燃料供給口より低い位置で燃料を保管しないでください。そうしないと、ボイラーに燃料を供給するのに不必要な時間と手間がかかります。
これらの注意事項はどんな場合にも当てはまりますが、ストークホールが非常に深く、床と燃料供給場所の間の高さの違いが大きく、供給する燃料の量が多い大規模な施設に比べて 非常に小さな施設では厳守することがそれほど重要ではありません。
道具小屋
専用の建物であっても、何かの建物の一部であっても、庭で使用する道具、器具、小型機械はすべて適切な場所に保管することが非常に重要です。
使用していないときはきれいにしておく必要があることは言うまでもありません。
道具を保管する場所は、明るく、乾燥していて、風通しがよく、鍵がかかっている必要があります。
シャベル・鍬、つるはし、くわ、熊手、フォーク、こて、掘り棒、ほうき、ランマーなどの道具、そしてシャベルを掃除するための1 つか 2 つの木製のへらなども忘れないように。ごくわずかな費用ですみますから、それらを収納するためのラックを作って、そこに保管します。
ハンマー、木槌、やっとこ、ペンチ、各種の剪定用ナイフ、大鋏、はさみ、斧、鋏、のみ、のこぎり、鎌などの道具は、革の輪を付けて壁に吊るすことができます。ただし、道具は釣り合いをとって配置し、かける壁はむき出しの壁ではなく板張りになっている必要があります。そうでないと、結露した湿気で錆びてしまいます。
また、ラインやリール、測定チェーン、さお、杭、下げ振り、直定規、地面コンパス、レベルなど、測血に使用する器具を置く場所も確保する必要があります。
道具置き場には、芝刈り機、ガーデンエンジン、シリンジ(散水機)、じょうろ、小型の道具や機械なども置かれます。そのためにも乾燥していて鍵をかけることができる保管場所が必要です。
木製と鉄製の万力と砥石を載せたベンチは非常に便利です。また、ポット、ふるい、スクリーン、果物など用のバスケット、修理用のガラスなどを保管するスペースも必要です。
水準器、余剰の気象計器、または時々使用する計器用に、鍵付きの引き出しや仕切りを設けることもできます。
最後に、ラベル、予備の靴泥スクレーパー、ベルグラス(ガラスのクロシェ)、ネズミ捕り、網、より糸、壁の破片、釘、ネジ、キャンバス、さまざまな種類のワイヤーなど、さまざまな物のためのスペースも確保してください。
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