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2021年4月10日土曜日

園藝之友 第1年第6号 (1905年) 庭園と花卉  スウィート、ピーに就きて

 園藝之友 第1年第6号 (1905年)

 庭園と花卉

 スウィート、ピーに就きて

欧米園芸界で流行の一つであって、本邦でも同じ気運になると思われるので、ここに初めて栽培する人への参考になるものと、解説されています。木筐(Cold Frame)を利用しています。その要点は、以下の通り。

フレームは、九州だとあまりお家の庭にあるのを見かけないような。。。

でもあるととっても便利。料理で出た野菜クズをフレーム内の土に埋めていますが、捨てた種からよく発芽します。特にカボチャやスイカなど。

ベニシアさんのご自宅のお庭にあったのをテレビか冊子で見た気がします。

以下では障子と書かれているのはガラス障子。

当時の適期を現代は調整する必要がありそうです。

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・秋まきは10月下旬から11月上旬の間

・播種は床蒔き、鉢蒔きにかかわらず木筐内にて行う。---フレームが必須ってことですね。

・発芽したら1週間くらいはそのままにしておき、なるべく強健なものを必要数選んで25分(7.5cm)から3寸(9cm)くらいの小鉢に1本ずつ移植する。---この後も鉢替えがあります。当時は鉢替えが頻繁な気がします。

・移植後は木筐内に並べ、過度の乾燥を防ぎ、時々灌水する。

こうしておくと3月下旬より花蕾が出て、4月上旬より次々開花させることができる。567月末頃まで着果が続く。なお8月中も着花させるには4月上旬頃露地に植え出して土用中(立秋前の18日間)には少し日除けする。


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