2023年8月5日土曜日

19世紀流栽培 カルドン:ウォルター・ニコルのキッチンガーデン

同じアザミでも、アーティチョークは花蕾を、カルドンは茎を食べるそうですが、逆にアーティチョークの茎もカルドンの花蕾も食べれるそうなので、我が家の1株だけのアーティチョークに花が着かなくても、その場合は茎をちょこっと味見してみたいものです。アーティチョークのタネまきはことごとく失敗したので、もし秋に子株ができていたら株分けしたい。

第4章 キッチンガーデンの野菜の栽培 
第11節 カルドン


カルドンは多くの家庭で食べられています。

栽培はあまり肥沃でない、深さのある砂質ローム土層が最適です。

多くの人は、セロリの栽培と同様の方法で、中心から中心までの距離を4〜5フィート(1.2〜1.5 m)とった溝を準備します。溝の深さと幅は1串(1 spit)分*になるようにします。その間には腐植土を置いておきます。

底に少量の堆肥肥料を入れます。 溝の中心に1インチ(2.5 cm)の深さの溝を切り、2インチ(5 cm)間隔で種子を落としていきます。 まきどきは5月中旬から6月中旬です。

*肉を刺してローストする串じゃないかと思うのですが...spit=spanなら9インチ(22.5 cm)???

草丈が2~3インチ(5~7.5 cm)になったら、株間9~10インチ(22.5〜25 cm)ほどになるよう間引きます。 セロリと同じように土寄せしますが、唯一の違いは、毎回葉をまとめて古いマットで束ねる必要があることです。そうしないと、軟白化する過程で腐植土が葉の間に入り込んでしまいます。

カルドンもニンジン、セロリなどと同様に冬に好んで食べられます。



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