↑全体の目次一覧

2024年3月10日日曜日

[近況] ”自然に還る”のキッチンガーデン:西日本のコールドフレームは斜め45°

HORTICULTURAL BUILDINGS.  By F. A. FAWKES. (1881)によれば、温室のガラス屋根面の角度を太陽光に対して直角にすれば最大の光量が得られるということなので、

********************

西日本に適したガラス面の傾斜角度(福岡(緯度34°)で計算)は、

春分・秋分:34°
夏至:11°
冬至:57°

********************

すなわち、

冬季[秋分〜冬至〜春分]約45°(=34°と57°の平均)
夏季[秋分〜夏至〜春分]約20°(=34°と11°の平均)

となります。

百均のワイヤーフレームを
冬季は蓋の傾斜が45°のコールドフレーム、
夏季は蓋の傾斜が20°のキエーロ(生ごみ堆肥用)
になるように組み合わせました。
もっとも、±20°は許容範囲なので、こんなに角度にこだわる必要はないのでしょうが、気は心ということで
😊


上が蓋を45°、下が20°にセット


一個の収穫物あたりの炭酸ガス排出量は家庭菜園や市民農園が農業者の生産圃場の6倍に達するとするミシガン大学の研究が大論争になっていますが、こんなにワイヤーフレームを使ったら、さもありなん、ですよね😓

0 件のコメント:

コメントを投稿

19世紀末の園芸施設:38. 結露と滴下

 温室内は高温多湿なことが多いので、結露が着いたり水滴が落ちたりしやすくて、植物にとっても建物にとっても大問題。当時は防滴性の被覆フィルムも循環扇もなくて、ハウスも小さくて、今以上に湿度や水滴の管理が大変だったことでしょう。 HORTICULTURAL BUILDINGS.  B...