サラダ用野菜として、チャービル、クレソン、マスタード、エンダイブ(キクヂシャ)、ナスタチューム、レタスときて、残りはパセリ、パースレーン、ラディッシュがとりあげられています。この9種でサラダを作ったら堂々と“ウォルター・ニコルのサラダ”と名のれそう😁
第5章 サラダ野菜とハーブの栽培
第1節 サラダ用野菜
パセリ
パセリは生食用にも調理用としても使用され、常に需要があります。 温床などで促成栽培する人もいます。 しかし、冬に利用するなら、夏に栽培したものの一部をフレーム&ライト(ガラス窓の蓋付きフレーム)かハンドガラスに入れることで寒さから保護できます。 そのためには6月始め頃にタネを蒔く必要があります。
それ以外は、需要の高い種類を状況に応じて2 月始めから6月始め頃まで、栽培ベッドや庭の一画や通路の周りなどに播種します。
ハンブルグパセリ(根パセリ)には優れた利尿作用があり、ニンジンなどと同様にスープに使用します。 3月に、深さ1インチ(2.5 cm)、1フィート(30 cm)間隔でスジ蒔きします。 株間は 3〜4インチ(7.5〜10 cm)が適していて、そうなるように間引く必要があります。 冬から春まで継続して使用したい場合は、7月にいくらかスジ蒔きすることもあります。
パースレーン
パースレーンもまた、チャービル、クレソンと同様の方法で栽培できます。 多肉植物なので湿気のない砂が最適です。 霜に弱いので、4月始め前に屋外に播種してはいけません。
ラディッシュ
ラディッシュはどんな土壌でもたくさん収穫でき、1 月から 9 月にかけて 1 週間から 3 週間毎に播種すれば連続して収穫できます。 春先にはショートトップとサーモンドの品種、 夏には赤白ターニップ種、冬用には黒のスパニッシュ種が最適です。 しかし、赤白ターニップや黒のスパニッシュといった品種は通常耐寒性があるので、冬栽培するなら 9 月始め頃に軽い土に播種する必要があります。
フレーム&ライトかハンドガラスに入れるのは、赤白ターニップがお薦めです。 この場合、さわやかな天候下では十分換気して適度に水を与える必要があります。
春の終わりの蒸し暑い天候の頃は、ショートトップやファルモンドといった品種は成熟して後続の株が育つよりも早くにとう立ちして、種子を作り始めてしまうことがよくあります。
サラダが好きな人がこれを防ぐには、株の上部を捻り取って、0.5インチ(1.25 cm)ほど上に引っ張り、上部の繊維質部分を折って、そのままにしておけばよいでしょう。 その後1週間以上、次作が収穫できるようになるまで、新鮮でおいしい状態を保ち、必要に応じて収穫できます。
ラディッシュを堆肥の発酵熱で促成栽培する場合はレタスで述べた方法を適用します。
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